前回の復習
先生
開発法の流れは覚えていますか?
生徒
収入の現在価値から支出の現在価値を控除すればいいんですよね!
先生
それさえ覚えていれば開発法はなんとでもなります。
先生
では、問題演習に入りましょう!
短答試験の過去問を解いてみよう。
短答試験の過去問
先生
平成27年の短答本試験の問題40番です。
生徒
いきなり本試験!?
先生
順番通りに解いていけば難しくないですよ。
先生
開発法の流れをもう一度言って下さい。
生徒
収入の現在価値から支出の現在価値を控除!
先生
そうでしたね。では、さっそく始めましょう!
収入の現在価値を求める。
先生
収入の現在価値を求めてみましょう。
生徒
収入の現在価値は、販売総額に複利現価率を掛ければ求められるから・・・・問題文に複利現価率がない!!
先生
複利現価率を求めるには、月単位だと関数電卓が必要となるので、表から選択させる設問が一般的なんですが・・・計算しないといけませんね。
先生
切り良く12か月=1年になっているので、普通の電卓でも求められます。きっと、この問題の半分はやさしさで出来ているに違いない。
生徒
複利現価率は1+投下資本収益率の逆数だったから・・・
生徒
複利現価率:1÷(1+10%)≒0.90909091!
生徒
15.4憶円×0.90909091=14億円!
支出の現在価値
先生
次は、支出の現在価値を求めてみましょう。
生徒
建築費と付帯費用は既に現在価値になっているから、そのまま足せばいいんですね!
生徒
6.16億円+1.463億円=7.623億円!
開発法による試算価格
先生
では、開発法による試算価格はどうなりますか?
生徒
収入の現在価値から支出の現在価値を控除するんだから・・・
生徒
14億円▲7.623億円=6.377億円!
先生
答えは?
生徒
①ですね!
先生
正解です。ほら、簡単でしょ?
生徒
そうですね!現在価値に直して控除すればいいんですからね!
先生
次回はもう少し難しい問題にチャレンジしましょう。
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