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余剰分析:従量税

ミクロ経済学
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従量税と従価税

先生
先生

余剰分析では、税を掛ける際には、従量税と従価税があります。

生徒
生徒

従量税と従価税はどう違うんですか?

先生
先生

従量税は、1単位あたり〇円税金をとります・・・といった税で、従課税は、1円当たり〇%の税金をとります・・・というった税です。

先生
先生

これから、じっくり説明していきます。

従量税

消費者余剰

先生
先生

取引量1単位当たりt円の従量税を掛けるとします。

先生
先生

この場合の消費者余剰の変化を見てみましょう。課税目の消費者余剰は△AEPとなっています。

 

先生
先生

消費者は取引量1単位当たりt円多く支払うことになるので、消費者が直面する市場供給曲線は、市場供給曲線SSからt円上昇した市場供給曲線S’S’へシフトします。

 

生徒
生徒

均衡点はE⇒E1、取引量はX0⇒Xに変化します。

価格についても、PからPへ上昇しました!

先生
先生

消費者余剰は、△AP1E1となり、□P0E0E1P1だけ減少しています。

 

 

 

従量税により、消費者余剰は減少する。

生産者余剰

先生
先生

課税前の生産者余剰は以下のとおりでした。

生徒
生徒

△P0E0Bが生産者余剰ですね。

先生
先生

消費者余剰と同様に、従量税を課された場合の生産者余剰の変化を見てみましょう。

先生
先生

生産者が直面している供給曲線は市場供給曲線SSのままです。

先生
先生

価格はP0⇒Pに上昇していますが、このうちt円は税金で生産者は受け取れませんので、P1からt円引いたPものが、生産者が受け取れる価格となります。

生徒
生徒

結果として、生産者余剰は△PBCとなるんですね!

先生
先生

生産者余剰は、□PPCEだけ減少します。

 

 

従量税により、生産者余剰は減少する。

 

税収

先生
先生

課税がなされた場合には、税収についての分析も必要となります。

先生
先生

政府がえる税収は回りまわって、消費者又は生産者に還元されますので、社会的総余剰の一部を構成すると考えます。

先生
先生

税収の合計は、t円×Xとなり、□PPCEと一致します。

税収も社会的総余剰を構成する。

社会的総余剰

先生
先生

消費者余剰、生産者余剰、税収を合計した社会的総余剰は以下のようになります。

 

生徒
生徒

△E1CE減少してますね。

従量税により、社会的総余剰は減少する。

従価税

 

先生
先生

価格に対してt%の従価税を課すとします。

先生
先生

税金を含んだ市場供給曲線S’S’は以下のように描くことができます。

先生
先生

市場供給曲線よりも、価格が1+t倍の点を通る曲線が市場供給曲線S’S’となります。

先生
先生

あとは従量税と同様に、消費者余剰、生産者余剰、税収を求めていけば、社会的総余剰が求まります。

生徒
生徒

やはり、社会的総余剰は△E1CE0減少していますね。

先生
先生

このように従価税においても、社会的総余剰は減少することになります。

先生
先生

完全競争市場においては、取引規制、従価税、従量税いずれも市場に政府が介入すると社会的総余剰は減少する結果になります。

生徒
生徒

政府は口出しせずに、市場に任せろということですね!

先生
先生

一般には、そうなのですが、外部経済又は外部不経済が存在する場合には、政府の介入により社会的総余剰を増加させることができます。

 

従価税において、社会的総余剰は減少する。

 


 

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